ストレートネックとは
首にはもともと湾曲があって、重い頭を支える機能を果たしています。直線的に真っ直ぐ支えるよりも、重量を分散させるということで湾曲しているわけです。重さを和らげるクッション作用ですね。
問題は、このクッション機能しなくなると、直接全重量が首の付け根にかかることになります。
垂直に真っ直ぐ支えるなら、まだ肩から下で分散して受け止めることが出来ますが、斜め上に真っ直ぐ支えるのはとても困難で、この状態では首の付け根が悲鳴を上げてしまいます。正常な首の状態より、2倍から3倍の重量がかかるとら言われており、加えて地面からの衝撃も、首や頭に伝わりやすくなります。
この状態を「ストレートネック」と呼び、予備軍も含めて急増中です。
原因は別ページでも書いた長時間の「パソコン作業」「スマホ操作」が挙げられ、姿勢が悪くなっていることと。
そして、もうひとつ高さの合ってない枕を使用していることも挙げられます。
ストレートネック セルフチェック法
簡単に出来るストレートネックのセルフチェックで確認してみましょう。
まず、フラットな壁にもたれるようにしたら、
後頭部
肩の後ろ
お尻
かかと
が、壁につけば○。
後頭部がつかない、もしくはつきにくい状態は、ストレートネックの可能性が高いと言えます。何とか後頭部が壁についたとしても、猫背気味の人はストレートネック予備軍と言えますので、やはり注意が必要です。
顎が前に出て肩が丸まった人は、背骨が曲がり、首がストレートになりがち。またいわゆる、お尻が出たような姿勢の「出っ尻」気味の人も同じく、予備軍。姿勢が悪くなると背骨が曲がるので、首に相当なストレスが掛かり、疲労も蓄積されます。
姿勢で言えば、他のは危険な要素として、次の項目もチェックを。
肩の高さが違う
視力が左右で違う
ズボンの裾の長さが左右で違う
鎖骨が肩と水平か、肩の方が少し下がっている
これらの要素もストレートネック予備軍。「肩の高さが違う」「ズボンの裾の長さが左右で違う」は、骨盤の左右差も考えられますので、要注意です。
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